2011年 02月 13日
仲間が設計した建物の見学会 天野俊歩・記 |
12日、一日かけて仲間が設計した建物を見学した。
場所は東武東上線の高坂から上福岡、みずほ台の各駅沿線である。
まず高坂駅に10時に集合。小雨降る中を小川さんが設計した住宅へ向う。
歩くこと15分、大きな家が見えてきた。

門扉はやはり仲間の西田さんの作。

右上にちらりと本人の姿が写ってしまった。
床面積は100坪、広い玄関横には独立した靴収納室があった。
上下の音のことも考えて1階はコンクリート造、2階が木造である。
六角形の居間も広い。

居間は独立した形で、外壁がわずかに傾斜しており、地面にズシンと置いた感じを出していた。

2階への階段手摺も西田さんの作。

昇った2階からは階段越しにステンドグラスを通して表が見える。

各所にお金がかかっており工事費も億単位、設計料もそれなりの額なので小川さんは仲間たちからうらやましがられていた。
高坂駅にもどり、電車で上福岡駅まで行く。
歩いて15分、野口さん設計の林の中の小さなレストラン「シボネボルケ」に到着。

瀟洒な室内には、お腹のすいた我々用にすでにテーブルがセットされていた。

しばし料理が出てくるのを待つ。

まずはおいしいオードブル。

そしてカレー。

私は写真を撮る前にすでに半分食べてしまったので、まだ手をつけていなかった市川さんのカレーを撮った。
おいしかった。
上福岡駅にもどり、電車でみずほ駅に行く。
駅からタクシーで平間さん設計の幼稚園に向った。

彼女は建設会社で働いた後独立したばかりで、この幼稚園が最初の仕事である。
八角形の職員室の横で靴をぬいであがると廊下が延び、そこから左に並ぶ各保育室に入る。

廊下は庭に面して開放されている。

保育室はトラス梁を渡して広い空間を造っていた。

廊下から入るトイレ。

突き当りを曲がったところにある「森の家」という八角形の図書室。

天窓から明るい光が落ちている。

突き当たりに大きな体育館がある。
ここもトラス梁で大きな空間を造っている。
丸窓にはステンドグラスを入れたかったが、予算の都合で平間さんが自ら色とりどりのシートを貼って月の満ち欠けを表現した。

ただ、人それぞれ価値観が違う。園長さんはトラス梁にたまるホコリの掃除が大変なこと、木部が園児たちの手垢で汚れみすぼらしくなり、そのことで入園児が減るのではないかと心配していた。
そこで設計活動百戦錬磨の泉本さんと野口さんが木造の建物が子供たちの心に与える大切なものを話し、園長さんがそのことに自信を持っていかないと園児の父母たちの心にも悪い影響を与えよい結果にならないことを説明して見学を終えた。
園児への設計者平間さんの思いと、幼稚園の経営者である園長さんの思いにズレを感じた見学会だった。
みずほ駅へ一旦タクシーでもどり、そこから歩いて小川さん設計の二軒目の家を訪ねる。

何年か前に富山からこの家に越して来たお宅には古い雛人形などを飾る場所が仏間の一角に造られていた。

イタリアやドイツの家具のある居間で小川さんの話は例によって尽きない。

奥と手前で立って話を聞いているのがこの家に住んでいるご夫妻。
お二人とも住んで大満足のご様子だった。
最初の家の2階でもそうだったが、ここでも太い赤松の梁を天井下に見せている。
そして二軒ともエレベーターが設置されていた。
歩いて最後の見学場所である、泉本さん設計の寿司屋さんに向った。

ここで新年会をすることにしている。
写真でははっきりしないが入り口ドアは仲間の富田さん作であることを後から知った。
ここの2階が経営者の住まいとなっている。
まず住まいから見学した。
傾斜した天井の下、居間、ダイニング、台所といい具合に配置され、台所うしろの高窓からは空が見えて・・・のはずだったが、今では高い集合住宅がこともあろうにこちら向きに建ってしまった。
逆にこちらが丸見えなのでいつもはロールブラインドを下げているとのこと。
ところでなぜかここでは1枚も写真を撮っていない。別に設計が気に入らないわけではない。むしろ彼の設計の質ははなはだよい。
そしてそれは1階のお店で十分発揮されている。


カウンター部分もみごとな曲線で納めている。

だれかが泉本ワールドと言っていたがその通りだろう。
さてこのあとは奥の座敷でおいしいお刺し身とお寿司で新年会をして今日の見学会を終えた。
場所は東武東上線の高坂から上福岡、みずほ台の各駅沿線である。
まず高坂駅に10時に集合。小雨降る中を小川さんが設計した住宅へ向う。
歩くこと15分、大きな家が見えてきた。

門扉はやはり仲間の西田さんの作。

右上にちらりと本人の姿が写ってしまった。
床面積は100坪、広い玄関横には独立した靴収納室があった。
上下の音のことも考えて1階はコンクリート造、2階が木造である。
六角形の居間も広い。

居間は独立した形で、外壁がわずかに傾斜しており、地面にズシンと置いた感じを出していた。

2階への階段手摺も西田さんの作。

昇った2階からは階段越しにステンドグラスを通して表が見える。

各所にお金がかかっており工事費も億単位、設計料もそれなりの額なので小川さんは仲間たちからうらやましがられていた。
高坂駅にもどり、電車で上福岡駅まで行く。
歩いて15分、野口さん設計の林の中の小さなレストラン「シボネボルケ」に到着。

瀟洒な室内には、お腹のすいた我々用にすでにテーブルがセットされていた。

しばし料理が出てくるのを待つ。

まずはおいしいオードブル。

そしてカレー。

私は写真を撮る前にすでに半分食べてしまったので、まだ手をつけていなかった市川さんのカレーを撮った。
おいしかった。
上福岡駅にもどり、電車でみずほ駅に行く。
駅からタクシーで平間さん設計の幼稚園に向った。

彼女は建設会社で働いた後独立したばかりで、この幼稚園が最初の仕事である。
八角形の職員室の横で靴をぬいであがると廊下が延び、そこから左に並ぶ各保育室に入る。

廊下は庭に面して開放されている。

保育室はトラス梁を渡して広い空間を造っていた。

廊下から入るトイレ。

突き当りを曲がったところにある「森の家」という八角形の図書室。

天窓から明るい光が落ちている。

突き当たりに大きな体育館がある。

ここもトラス梁で大きな空間を造っている。
丸窓にはステンドグラスを入れたかったが、予算の都合で平間さんが自ら色とりどりのシートを貼って月の満ち欠けを表現した。

ただ、人それぞれ価値観が違う。園長さんはトラス梁にたまるホコリの掃除が大変なこと、木部が園児たちの手垢で汚れみすぼらしくなり、そのことで入園児が減るのではないかと心配していた。
そこで設計活動百戦錬磨の泉本さんと野口さんが木造の建物が子供たちの心に与える大切なものを話し、園長さんがそのことに自信を持っていかないと園児の父母たちの心にも悪い影響を与えよい結果にならないことを説明して見学を終えた。
園児への設計者平間さんの思いと、幼稚園の経営者である園長さんの思いにズレを感じた見学会だった。
みずほ駅へ一旦タクシーでもどり、そこから歩いて小川さん設計の二軒目の家を訪ねる。

何年か前に富山からこの家に越して来たお宅には古い雛人形などを飾る場所が仏間の一角に造られていた。

イタリアやドイツの家具のある居間で小川さんの話は例によって尽きない。

奥と手前で立って話を聞いているのがこの家に住んでいるご夫妻。
お二人とも住んで大満足のご様子だった。
最初の家の2階でもそうだったが、ここでも太い赤松の梁を天井下に見せている。
そして二軒ともエレベーターが設置されていた。
歩いて最後の見学場所である、泉本さん設計の寿司屋さんに向った。

ここで新年会をすることにしている。
写真でははっきりしないが入り口ドアは仲間の富田さん作であることを後から知った。
ここの2階が経営者の住まいとなっている。
まず住まいから見学した。
傾斜した天井の下、居間、ダイニング、台所といい具合に配置され、台所うしろの高窓からは空が見えて・・・のはずだったが、今では高い集合住宅がこともあろうにこちら向きに建ってしまった。
逆にこちらが丸見えなのでいつもはロールブラインドを下げているとのこと。
ところでなぜかここでは1枚も写真を撮っていない。別に設計が気に入らないわけではない。むしろ彼の設計の質ははなはだよい。
そしてそれは1階のお店で十分発揮されている。


カウンター部分もみごとな曲線で納めている。

だれかが泉本ワールドと言っていたがその通りだろう。
さてこのあとは奥の座敷でおいしいお刺し身とお寿司で新年会をして今日の見学会を終えた。
by wakakenn
| 2011-02-13 21:04
| 見学会・勉強会

