2007年 01月 02日
初詣で考える |
花曇の穏やかな元旦、雑踏を避け新座市の平林寺に初詣に行って来ました。
ここは、もともと修行をする寺なので、質実剛健を絵に描いたような寺。
あまり華やかなこととは縁がなく、破魔矢やお守りなどの営業もない。
当然人出も少なく、武蔵野の自然を満喫しながら、ゆっくり静かにお参りができる。
こんな厳かな正月もいいもんだ。
小ぶりで特別な装飾もないが、とても自然に溶け込んだ気持ちよい建物
なんとも威風堂々とした、バランスの良い安定感のある建物だ。
深く張り出した軒が、建物を雨から守る。
これを、例のカメラでパノラマ撮影してみた。
しかも、山門と仏間の配置関係がずいぶんと変わって見えます。
君が代で読まれた『さざれ石』をここで見つけた。
なるほど・・・小石が集まってくっついて大きな岩となり、苔まで蒸してきている。
なんともお正月らしい縁起の良いものを見つけたものだ。
僕が子供の頃は、何かというと直ぐに国旗掲揚があり、君が代を斉唱した。
毎週の朝礼の始まりにも、この行事は行われていたのだ。
小石が集まって大きな岩になり、更に苔が蒸すまでこの太平が続くという気の永い歌。
子供心に、頭の中では次郎物語の「松の根は岩を砕いて生きている」というフレーズを口ずさんだ。
付和雷同で退屈な安定より、困難でも自分の意志を貫いて世の中を変えて行きたいと思っていた。
かなり生意気なガキだった事をふと思い出してしまった。
過去の業績に胡坐をかくことなく、未来を見つめてしっかりと今日を生きよう。
これは今年の私の目標ですね。
みなさんは、どんな目標を立てたのでしょうか?
今年もよろしくお願いします。
by wakakenn
| 2007-01-02 14:52
| 社寺仏閣