2007年 02月 03日
奥多摩の自然を満喫し新年を祝う |
自然の豊かさに浸りながら風情のある奥多摩の和風旅館で先日、建築家集団 若 建 の新年会が行われました。
宿から対岸を眺めると目の前に玉堂美術館が見える、晩年を青梅で過ごした日本画家・川合玉堂ゆかりの美術館です。建物は文化勲章受賞者の吉田五十八の設計で、飛騨の民家と寺院回廊の特徴を生かしているようです。
眼下には苔むした岩と、その岩の間を流れる清らかな水、せせらぎに耳を澄ませながら、ゆったりと自然を味わう間もなく、あわててシャッターを切る・・・山あいの日暮れは早い。
場所は奥多摩の山あい、御岳駅近くの渓流沿いに懐かしい和風旅館「河鹿園」
大正から昭和の豊かな文化と感性に育まれた佇まい、そんな臭いが古びた木造の家屋に染み込んでいる。 歴史家の奈良本辰也氏の著書『日本地酒紀行』の中でも紹介されているように、昔から著名人に親しまれてきた旅館のようです。
多摩川のせせらぎに耳を傾けながら風情のある和風旅館で飲むのもおつなもの、との期待をよそに、久々に顔を合わせた新年会は大いに盛り上がり、渓流沿いにいることすら忘れ、夜更けまで話し込んでしまった。。
おいしい料理も次からつぎとお腹に消えていき、最後に頂いたのは、ひのきの皮に包まれた おこわ、ひとつひとつ丁寧に飾られ、種類の異なる一輪の花が・・・・・・。
ほろ酔い気分も手伝って料理長の心のこもったもてなしに、やけに感動してしまった。
(記事 浪崎)
by wakakenn
| 2007-02-03 19:13
| 例会等