2007年 07月 24日
八ヶ岳南麓の見学旅行 天野俊歩 |
7月21日、中央高速道の双葉サービスエリアに11時集合なのだが私、野口、辺、尾崎の車は集まっているのに浪崎車が来ない。野口が電話をかけるともうすぐ着くとのこと。しかし現れたのはそれから30分後だった。
参加者は天野、尾崎、多賀谷、浪崎、野口、深耕(ふかすき)、辺、松島、森島、山崎の10名。早速昼食を予約してあるレストラン「ぼのボ~ノ」に向かう。
ここは須玉歴史資料館の一画で、明治、大正、昭和の学校建築があり、その一部に増築などしてレストランや販売コーナーを設けている。人気スポットなのか辺ぴな場所なのに訪れる人が多く駐車場も満杯だ。
昼食のあと、隣にある明治時代の小学校建築を見学、子供の教育に対する情熱があふれているような建物。
正面玄関を見上げる。
室内には昔なつかしいオルガンや地球儀など授業に使われていた備品が展示されていて、それぞれ手で触れることができるので皆すっかり小学生時代にもどっている。
このあと浪崎設計のT邸に向う。川沿いの道からやや入った林の中に3軒ほど家があり、その最も手前の一軒がT邸だった。
夫人が手作りケーキを用意して迎えてくれた。
広々とした居間からは晴れていれば鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳などの南アルプスが見えるそうだが今日は雲が多くて見えない。
階段脇の壁は珪藻土に色々な石を水平に埋め込んである。浪崎得意の仕上げ。
夫人の話では海のイメージにしてもらったとのこと。この壁には上部のトップライトから光が落ちてくるので深海のよう。雰囲気がよく出ている。
Tさんは目黒のマンション住まいからこの地に移住されたそうで、ここでの生活に大変満足されているとのこと。
T邸を辞して車5台で林の中の広域農道を順調に走り私の山荘に向かう。開け放った窓からの風が心地よい。
5台そろって山荘に到着。早速外観を見学。(金子滋氏撮影の写真を使用)
せまい山荘の居間に10人が集まったのでよけい狭さを感じる。施工をしたキムラ工房(旧きむら木工房)の木村社長が山梨特産の桃を持って訪れてくれたので、シャッターを押してもらい記念撮影。社長にも入ってもらえばよかった。
山崎がT邸とこの山荘を施工した山田大工さんの仕事ぶりを褒め、このような大工はだんだん少なくなってきたという話にちょっぴり淋しさを感じる。
野口は2階の3畳の和室が気に入った様子。(金子滋氏撮影の写真を使用)
皆の宿泊先は偶然にも山荘から沢の対岸の木立の中に見え隠れしているペンション。沢を渡って遊歩道に出れば歩いても5分もかからないが、今は増水しているので渡れない。
皆が帰ったあと、約束の時間に私もペンションに車で行き一緒に夕食をとった。
そのあと私とペンションの主人の車にアルコールの入っているメンバーたちを詰め込んで霧が漂い始めた中を温泉、延命湯に向う。
今日は土曜日、お気に入りの露天風呂もいっぱいなので早々に上がってロビーのテレビでサッカーの対オーストラリア戦を観ていると他のメンバーも上がってきて皆で熱狂する。
延長戦、さらにPK戦というときにペンションの主人が迎えに来たのでテレビの前を離れた。
22日、この日は都合で帰った尾崎、野口、辺を除いた7人が浪崎の4輪駆動車チェロキーと私のプリウスに分乗しての周辺観光、まず大泉にある吐龍の滝を訪れる。
滝の前で皆で記念撮影、私のカメラでの撮影は山崎。
浪崎のカメラで撮影のときは近くにいたかわいらしい女性にシャッターを押してもらおうと山崎が声をかけ、撮影ポイントまで足元が悪いので手をつないで誘導。さすが山崎!
近くにはヒメシャジンの花が咲いていた。
ただ花期は8月、咲くにはちょっと早いのでは?
このあと甲斐小泉にある平山郁夫シルクロード美術館を目指すが、先導の私が急きょ思いついて山の中の沢沿いにある夢宇(むう)谷のギャラリーに立ち寄った。
ここが皆大変気に入ったようで、私を除く全員が買い物をしていた。
美術館のあとキムラ工房お勧めの月舎(つきや)で蕎麦を食べ、キース・へリングの作品がある美術館KEYFORESTに向う。ここは宿泊したペンションの近くなので、もどって来たという感じだ。
北川原温氏の設計で開館したばかり。入ってすぐに真っ暗闇のせまいスロープを下っていく。懐中電灯が欲しい。右に曲がって展示室「闇」、へリングの絵とペイントされたオートバイが薄暗い部屋に展示されている。小さな展示室を経て突然明るい部屋に出た。展示室「希望」と名づけられた部屋だ。赤、黄の人体モニュメントに迎えられ、板張りの床は緩やかに奥へ昇っていく。
天井はたれさがった曲面、コルビジュエのロンシャン教会堂の内部を思い出す。あの建物は入り口から祭壇に向って床がなだらかに下っており天井は垂れ下がった曲面。
このあと屋上に出る。ペイントに見える壁面の赤色はモザイクタイルであることがわかる。
1階にもどってロビーで白とグレーの砂利が敷き詰められた感じの良い中庭をながめながらコーヒーを飲む。
中庭に出られることを知ったので中庭から建物を撮った。
雨がふってきた。
ここで解散、私の車には多賀谷、松島の二人、浪崎車には深耕、森島、山崎が乗り、小淵沢ICまでは2台一緒に行こうということだったが、私が妻から頼まれていたパンを買い忘れていたのに気が付き、我々は急遽道の駅小淵沢に立ち寄ったのでここで別れる。
道の駅のパン屋「桑の実」のパンはおいしい。
このあと私がお気に入りの県道17号、別名七里岩ラインを快適にドライブ、途中清春白樺芸術村に立ち寄って藤森氏設計のお茶室を見学、甲府昭和ICで中央道に乗る。
途中で談合坂、小仏トンネル間の渋滞情報が入ったのでこれを避け、大月ICで一旦おりて20号を快適にドライブ、相模湖ICで再度高速道に乗り、小仏トンネルまでは渋滞をがまんして帰京、新宿駅前で二人と別れて帰宅した。
同乗の二人はどう感じたかは知らないが、私にとっては快適なドライブだった。
(文中、メンバーの敬称は略)
参加者は天野、尾崎、多賀谷、浪崎、野口、深耕(ふかすき)、辺、松島、森島、山崎の10名。早速昼食を予約してあるレストラン「ぼのボ~ノ」に向かう。
ここは須玉歴史資料館の一画で、明治、大正、昭和の学校建築があり、その一部に増築などしてレストランや販売コーナーを設けている。人気スポットなのか辺ぴな場所なのに訪れる人が多く駐車場も満杯だ。
昼食のあと、隣にある明治時代の小学校建築を見学、子供の教育に対する情熱があふれているような建物。
正面玄関を見上げる。
室内には昔なつかしいオルガンや地球儀など授業に使われていた備品が展示されていて、それぞれ手で触れることができるので皆すっかり小学生時代にもどっている。
このあと浪崎設計のT邸に向う。川沿いの道からやや入った林の中に3軒ほど家があり、その最も手前の一軒がT邸だった。
夫人が手作りケーキを用意して迎えてくれた。
広々とした居間からは晴れていれば鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳などの南アルプスが見えるそうだが今日は雲が多くて見えない。
階段脇の壁は珪藻土に色々な石を水平に埋め込んである。浪崎得意の仕上げ。
夫人の話では海のイメージにしてもらったとのこと。この壁には上部のトップライトから光が落ちてくるので深海のよう。雰囲気がよく出ている。
Tさんは目黒のマンション住まいからこの地に移住されたそうで、ここでの生活に大変満足されているとのこと。
T邸を辞して車5台で林の中の広域農道を順調に走り私の山荘に向かう。開け放った窓からの風が心地よい。
5台そろって山荘に到着。早速外観を見学。(金子滋氏撮影の写真を使用)
せまい山荘の居間に10人が集まったのでよけい狭さを感じる。施工をしたキムラ工房(旧きむら木工房)の木村社長が山梨特産の桃を持って訪れてくれたので、シャッターを押してもらい記念撮影。社長にも入ってもらえばよかった。
山崎がT邸とこの山荘を施工した山田大工さんの仕事ぶりを褒め、このような大工はだんだん少なくなってきたという話にちょっぴり淋しさを感じる。
野口は2階の3畳の和室が気に入った様子。(金子滋氏撮影の写真を使用)
皆の宿泊先は偶然にも山荘から沢の対岸の木立の中に見え隠れしているペンション。沢を渡って遊歩道に出れば歩いても5分もかからないが、今は増水しているので渡れない。
皆が帰ったあと、約束の時間に私もペンションに車で行き一緒に夕食をとった。
そのあと私とペンションの主人の車にアルコールの入っているメンバーたちを詰め込んで霧が漂い始めた中を温泉、延命湯に向う。
今日は土曜日、お気に入りの露天風呂もいっぱいなので早々に上がってロビーのテレビでサッカーの対オーストラリア戦を観ていると他のメンバーも上がってきて皆で熱狂する。
延長戦、さらにPK戦というときにペンションの主人が迎えに来たのでテレビの前を離れた。
22日、この日は都合で帰った尾崎、野口、辺を除いた7人が浪崎の4輪駆動車チェロキーと私のプリウスに分乗しての周辺観光、まず大泉にある吐龍の滝を訪れる。
滝の前で皆で記念撮影、私のカメラでの撮影は山崎。
浪崎のカメラで撮影のときは近くにいたかわいらしい女性にシャッターを押してもらおうと山崎が声をかけ、撮影ポイントまで足元が悪いので手をつないで誘導。さすが山崎!
近くにはヒメシャジンの花が咲いていた。
ただ花期は8月、咲くにはちょっと早いのでは?
このあと甲斐小泉にある平山郁夫シルクロード美術館を目指すが、先導の私が急きょ思いついて山の中の沢沿いにある夢宇(むう)谷のギャラリーに立ち寄った。
ここが皆大変気に入ったようで、私を除く全員が買い物をしていた。
美術館のあとキムラ工房お勧めの月舎(つきや)で蕎麦を食べ、キース・へリングの作品がある美術館KEYFORESTに向う。ここは宿泊したペンションの近くなので、もどって来たという感じだ。
北川原温氏の設計で開館したばかり。入ってすぐに真っ暗闇のせまいスロープを下っていく。懐中電灯が欲しい。右に曲がって展示室「闇」、へリングの絵とペイントされたオートバイが薄暗い部屋に展示されている。小さな展示室を経て突然明るい部屋に出た。展示室「希望」と名づけられた部屋だ。赤、黄の人体モニュメントに迎えられ、板張りの床は緩やかに奥へ昇っていく。
天井はたれさがった曲面、コルビジュエのロンシャン教会堂の内部を思い出す。あの建物は入り口から祭壇に向って床がなだらかに下っており天井は垂れ下がった曲面。
このあと屋上に出る。ペイントに見える壁面の赤色はモザイクタイルであることがわかる。
1階にもどってロビーで白とグレーの砂利が敷き詰められた感じの良い中庭をながめながらコーヒーを飲む。
中庭に出られることを知ったので中庭から建物を撮った。
雨がふってきた。
ここで解散、私の車には多賀谷、松島の二人、浪崎車には深耕、森島、山崎が乗り、小淵沢ICまでは2台一緒に行こうということだったが、私が妻から頼まれていたパンを買い忘れていたのに気が付き、我々は急遽道の駅小淵沢に立ち寄ったのでここで別れる。
道の駅のパン屋「桑の実」のパンはおいしい。
このあと私がお気に入りの県道17号、別名七里岩ラインを快適にドライブ、途中清春白樺芸術村に立ち寄って藤森氏設計のお茶室を見学、甲府昭和ICで中央道に乗る。
途中で談合坂、小仏トンネル間の渋滞情報が入ったのでこれを避け、大月ICで一旦おりて20号を快適にドライブ、相模湖ICで再度高速道に乗り、小仏トンネルまでは渋滞をがまんして帰京、新宿駅前で二人と別れて帰宅した。
同乗の二人はどう感じたかは知らないが、私にとっては快適なドライブだった。
(文中、メンバーの敬称は略)
by wakakenn
| 2007-07-24 22:06