2007年 09月 09日
空間のスパイス・・・すまいを彩る小物たち《デシモーネの器》 |
私のお気に入り、イタリアのデシモーネの器たち・・・・カラフルな小物をバランスよく配置することで、空間に活気がでて、とても生き生きとした空間に感じることができます。
同じような手法はステンドグラスのデザインなどにもみられますが、建築にアクセントカラーを取り込む場合はよほど慎重に検討しないと、あきたから取り替えるようなわけにはいきません。でもカラフルな小物だったら、いつでも気軽に模様替え・・・・気分も変わり快適です、ただし小物たちが引き立つように、建築はあくまでもシンプルに仕上げてあります。
15年ほど前ふらりと立ち寄ったデシモーネの展示会、イタリアらしいカラフルな色使いが気に入って、ひと目でデシモーネのファンになってしまいました。一輪差しでもいいですね、と手にとって見ていると店の人いわく、この器は水が漏ります、とのこと、いかにもイタリアらしい。デシモーネのサイン入りなので少々値が張ったが、デザインが気に入ったのだから水が漏ることなど気にもせず買うことにしました。今は別な作家のガラスのオブジェとのコラボで楽しんでいます。
あるとき輸入家具ショップで見かけたこの器、この色使いはまさにデシモーネと思いきや、出来も悪いし値札をみるとやけに安い、少し迷ったが弟子の作品のようだったので仲間に加えることに。
GIOVANNI DE SIMONE(ジョバンニ・デ・シモーネ)は1930年シチリア島のイタリア名門貴族の息子として生まれました。そして若年からファエンツァの陶芸学校にて、アルセルモ・ブッチ、アンジェロ・ビアンチーニ両名匠について陶器製作を学びました。そこでピカソに出会い共に学んだことからピカソの影響を大きく受けたといわれています。
続きは 自 然&建 築 Design BLOG で。 (記事:浪崎)
by wakakenn
| 2007-09-09 16:20
| 建築雑学