2007年 09月 23日
じっくりと熱で味を引き出す 迎川 |
会場の銀花ギャラリーは、さいたま新都心のアルピーノ村にある。
同じ村内にjはフレンチやイタリアンやスィートの店もある。
その一角の素敵屋さんは、もともとあった蔵を改造したステーキのお店。
ステーキ屋さんだから『素敵屋さん』という名前になった。
ステーキ屋さんだけど、このビーフシチューがお勧め料理。世の中こんなもんだ。
少し暗く、無骨でがっちりしたつくりは、蔵であった記憶を来店者に伝える。
暗い店内から開いた瞳孔で眺める庭は、緑眩しく、なおさらの事活き活きと見せる。
席に着くとお漬物はいかがですかと声をかけられる。
それに、バイキングで漬物バーは、好きなだけ好きなものを選べるのがうれしい。
暑い日だったので、冷たいビールをいただきながら少しつまんで料理を待つ。
丁寧に裏ごしされているため、ザラッとした舌触り感がない。
少し強めの塩っ気は、暑いこの時期には体に親切な味だ。
トマトの皮が、きちんと剥かれているのが嬉しい。
隠元の歯ざわりとトマトの酸味、にんじんの甘みが、肉の味を引き立てる。
少し多目の脂身も、酸味の利いたルーがさっぱり食べさせる。
パンもいいけど、この味には少し艶のある御飯が似合う。
ここで使われている器の数々が、美味しいお料理をおおらかに優しく包み込んでいる。
大きな緑の下での大きな笑顔は、ただそれだけで幸せを予感させる。
休日の素敵屋さんは、多くの方が並び1時間ぐらいの待ちになることが多い。
もし行って見ようという方は、事前に予約を入れておくことをお勧めする。
西田さんの個展もいよいよ明日までとなりました。
本日は5時からギャラリー外でデモンストレーションを行い、何か制作します。
そのあとのパーティー(pm5:00~7:00)でそれをジャンケンゲームで差し上げます。
僕はプラハ旧市街の広場で鍛鉄のデモンストレーションを見たことがありますが、
鎚の音が建物に響き巡って、炎で焼かれた鉄の赤さが生命を刺激しました。
まだご覧になっていない方は、是非お越しください。
by wakakenn
| 2007-09-23 12:53
| ものづくりの魂