2008年 07月 11日
トータスハウスに新表情!ツヤのある珪藻土壁。 |
トータスハウスの内壁に出現したツヤのある珪藻土の壁「ケーソーライム:トラバーチン仕上げ」、新発表です。
現在、自然素材のブームにあやかって珪藻土を扱うメーカーは40社近く存在しますが、今までの珪藻土はツヤなし仕上げか、塗膜が被ってしまったような仕上がりしかなく、今回のように大理石のような上品なツヤはどのメーカーからも実現することができませんでした。
今回初めてトータスハウス(海亀の家)でその美しい表情が生まれました。
照明器具の明かりが程よく壁面を照らし出し、昼間とは違った豊かな表情を醸し出します。
吹き抜けのあるキッチンの壁面も同様に珪藻土:トラバーチン仕上で施工しました。
そもそも珪藻土はプランクトンが堆積して出来た土で、調湿性や断熱、吸音性などの機能性が他の建材に比べて群を抜いている為に大変な人気ものです。でも一般的にはこのようにコテで塗り込んだり、スタイロフォームで引き摺ってみたりと、ほとんどがツヤのない仕上がりが主流です。
ここからが他とは一味違うテクニックです、珪藻土に石灰を配合し、色々なコテを使い分け、表面に密度の高い平滑な面を造りだしていきます。石灰は私の取り組んでいるライムアートでもお分かりなように、コテの圧力で磨きをかけると、たいへん美しい輝きが得られます。
スタイロフォームで水平に引き摺った後、程よい硬さになるのを待って、ヘッドカットした状態です。
これからは名人級の技術がないとツヤは出ません、ヘッドカットした珪藻土の表面に小さなコテをあてがい、焼入れしたコテがしなる程の圧力で壁一面を磨き上げていきます。
シャープで機能的なキッチンの壁面にも塗り壁特有の暖かさが広がります。ちなみに床材はライムストーンの自然石貼りで高級な質感が漂っています。
食堂の正面に位置するキッチンの小さな壁も、間接照明の効果で、更に豊かな表情で浮かび上がります。
いかがですか、珪藻土:ツヤありトラバーチン仕上げ、実際に肌で触れてみると、その豊かな質感に誰もが満足するはずです、しかも機能性がバツグンなんて、最高の贅沢ですね・・・うちにも欲しい!。
(記事:浪崎)
by wakakenn
| 2008-07-11 16:47
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