2005年 09月 18日
石綿(アスベスト)のこと |
いま石綿(法律上の名はいしわた、他にせきめん、アスベストの呼び名も可)の危険性が話題になっていますが、実はその危険性は30年前にすでに知られていたことです。私は30年前から含まれている建材は使わないようにしてきました。例えば屋根材にはコロニアルは使用しませんでしたし、外壁にはモルタルを使用、その後サイディングにはニチハの製品(S56.5月以降含まれておらず)を使用してきました。それでも皆無というわけにはいきません。それは使用場所によっては他に代替品がないことや、あるいは含まれていないと思っていた建材に実は含まれていたなど(例:ラムダ、ロックウール、クッションフロアなど)からです。
9月17日、渋谷の商工会館で施工者やマンション管理者向けのセミナーを開きましたが、一般の方も多数参加され、関心の高さをあらためて感じました。
しかし危険性への関心は30年前に起こるべきことでした。すでにベビーパウダー(シッカロール)やヘアドライヤー、トースターや石油ストーブの芯、乗り物のブレーキなど多くの日用品から一般の人たちも吸い込んでいます。潜伏期間は20~40年、欧米に遅れること10年、日本ではこれから2030年まで患者が急増していくといわれています。
さて第2のアスベストが今まわりにないでしょうか。IHヒーターで問題視されている電磁波はどうなのでしょうか。
天野俊歩
by wakakenn
| 2005-09-18 16:44